もうずっとAKBも坂道も「CDは売れてるけど楽曲は流行ってない」状況だったわけで、今年のレコ大はそっちの線を思い切って全て絶ったということ。乃木坂だけ残すみたいなこともしなかった。接触イベでCDを売る大人数アイドルが音楽から切り離されたという意味で象徴的な年かもしれない
— そん (@sonakason) 2022年11月16日
このツイートが妙にバズってしまって、目についたもの全部に何かしらコメントしないと死んでしまう病気の人からうんこがどんどん飛んでくるので、誰も見に来ないブログで一つずつ整理して気持ちを鎮めようと思います。
まず、そもそもレコード大賞ですが、書くたびにまあまあバズる歴代の大賞一覧から見てもわかるように、レコード会社で持ち回りでゴリゴリに談合して金も飛び交ってるのは明白で、今年の流行なんか反映されてねーよというのが実際のところです。まず、ジャニーズが出ていない。それだけでどうかしてるんですよ。こっちはそれが大前提で素人のくせに音楽業界人ぶって穿った見方で楽しんでるんです。
歴代のレコード大賞
— そん (@sonakason) 2021年12月30日
2008 EXILE
2009 EXILE
2010 EXILE
2011 AKB48
2012 AKB48
2013 EXILE
2014 三代目J Soul Brothers
2015 三代目J Soul Brothers
2016 西野カナ
2017 乃木坂46
2018 乃木坂46
2019 Foorin
2020 LiSA
2021 Da-iCE
というか、お前らはどこまでレコ大に思い入れがあるんだと。どういう人達がどうゆう趣旨で選んでるとか知りもしないんだろうと。特別功労賞でその年に亡くなった人たちを振り返るあたりから真剣に見たりしてないだろと。裏でやってるアメトーークの特番かなんか見てて、自分のお目当てのアイドルが出るときだけチャンネル変えるだけなんだろと。そんな分際で、いちおう毎年ちゃんと見てる人間のレコ大の選考基準が変わったみたいなツイートに知ったふりして突っかかってんじゃねえよ。というか、大してレコード大賞のことを知らないし興味もないのに、このブログはおろかツリーで繋がってるツイートすら見ずに突っかかってくるやつは病気ですよ。ということです。
なので「そもそも国民的ヒットが~」みたいなのは、そんな話してないってことです。うっかりそんな表現を使ってしまったから失敗したなと思ってるんですが。ここで話しているのは日本の音楽業界全体の話ではなく、レコード大賞の話です。あと、レコード大賞を日本の音楽業界を総括するイベントだとも思ってません。音楽業界の悪いところが煮詰まってる感じはしているのですが。
とはいえ、2015年のレコ大のゴタゴタが文春の記事になって西野カナっていうあからさまなアリバイ作りみたいなのをはさみつつ、2019年からはわりとちゃんと流行った曲がとるようになったみたいなところもあったんですが、去年MAX松浦が頑張っちゃってあれ?って結果になったりもしたのです。
「松浦さんのハチャメチャな言動をみると、ご本人も焦っているんだろうなとは思うんです。“音楽で稼ぐ”ということにプライドを持っている方ですから。12月は年末に向けて、『Da-iCE』がレコード大賞を受賞できないかと自ら動いているようでした。」 https://t.co/yHfAgmLLNd
— そん (@sonakason) 2021年12月30日
というのを踏まえて、今年どうなるか個人的に気にしてたんですよ。
【優秀作品賞】
— 輝く!日本レコード大賞 (@TBS_awards) 2022年11月15日
君を奪い去りたい #純烈
CLAP CLAP #NiziU
恋だろ #wacci
甲州路 #氷川きよし
新時代 #Ado
スターマイン #Da_iCE
ダンスホール #MrsGREENAPPLE
なんでもないよ、 #マカロニえんぴつ
Bye-Good-Bye #BEFIRST
Habit #SEKAINOOWARI
(※曲名50音順)#レコード大賞#TBS
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— 輝く!日本レコード大賞 (@TBS_awards) 2022年11月15日
第64回 輝く!日本 #レコード大賞
🗣 今年の音楽シーンを総決算する
各賞受賞者が決定✨
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【新人賞】#石川花#ocha_norma#田中あいみ#TaniYuuki
(※50音順)
秋元康系の2組落選もあったんですが、去年までの事務所やレコード会社の顔が見える感じでなく、えらくYouTubeやTikTokなんかのバズりを意識したラインナップになってるな、という印象で調べてみたら全部いちおうYouTubeのMV再生回数が1000万回を突破していたりしたのです。まあ、各レコード会社のゴリ推しにしても足切りラインがあるんじゃないかというふうに勝手に思ったわけですよ。
CLAP CLAP NiziU 2155万回
— そん (@sonakason) 2022年11月16日
恋だろ wacci 1333万回
新時代 Ado 8855万回
スターマイン Da-iCE 1039万回
ダンスホール Mrs. GREEN APPLE 2413万回
マカロニえんぴつ なんでもないよ、 3556万回
Bye-Good-Bye BE:FIRST 2933万回視聴
Habit SEKAI NO OWARI 1.1億回
CDバブルの影響をいつまでも引きずってヒットの指標と言ったらCDの売上みたいな流れがわりと最近まで完全には消えてなくって、AKB48なんかはコロナ前はどんな手段を使っても100万枚を維持していたと言われているんですよね。一切流行ってなくてもミリオンセラーって言っておけばスポンサーになる企業の偉いさんみたいな年寄りは騙せるみたいなこともあるとかないとか。
なんだけど、最近はYouTubeの再生数みたいなのを一般人も当たり前に確認するようになって、そういう上っ面の数字では騙しきれなくなったりで。レコード会社が流行ってるふうで宣伝したところでYouTube回ってなかったら簡単に嘘がバレる、みたいな世の中になってしまったことにやっとレコード会社が気づいたんじゃないかと。もちろん気づいた上で金で再生数を買うみたいなのは当然のプロモーションでやるよね、というのもまた素人の憶測では考えてたりするんですが。
まあそういうことを冒頭のツイートの流れではしたつもりなんです。いかんせん、思いつきの垂れ流しなので変な感じになっちゃってますが。
AKBのMVが回ってないのはともかく乃木坂はどうなんだろうと思ってみてみたんですが、今年の作品は600万回ぐらいで思ったより回ってないなってなりつつ、いややっぱりそんなところで実力を測られてしまうので、つい最近までCDの売上枚数にすがりついてたようなレコード会社もそこの指標を切っちゃったな、という節目の年ということが言いたかったんです。
ここで言いたかったのは、真のヒット曲とはなにかとか、一般人が何をもってヒットと考えてるのかとか、アイドルしか見てないおっさんが最近の曲知らないことをなんか偉そうに言いたがるみたいなことじゃないんですよ。レコード会社側がCDの売上枚数なりYouTubeの再生回数なりいろんな数字がある中で何を重視してゴリ押しするか、その基準が転換しつつあるんじゃないか、みたいなところなんですよ。
ゆうてサブスクは金にならないからCDを売るのが一番利益率が高いとかはあるんでしょうけど、アイドルのCDを売るプロモーションは接触イベントの参加券で事足りるわけで。実際SKEやHKTが音楽番組にあんまり出演しなくなってしまったのも、そういうところが露骨に出てるんじゃないかと。で、音楽としてのプロモーション、音楽番組にねじ込むみたいなのはYouTubeを回せる力のあるアーティストにしようみたいになってるんじゃないかということだし、YouTubeをよく見る層を取り込みたいテレビ局もそっちのほうがありがたいわけですよ。そういう時代の転換点を見た気になったんですよ。
さあここからは、今年のレコ大大予想コーナーです。
まず最優秀新人賞なんですが、流行ったかどうかで言えばTani Yuukiなんですが、ここはまだハロプロの事務所パワーでOCHA NORMAの順番と予想。どうでもいいけど、Tani Yuukiという名前を聞くたびにチーム8初代広島県代表のことを思い出してしまいますね。
レコード大賞は昨年はDa-iCEに譲ったと思われるNiziUに順番が回ってくると思われます。NiziUも去年のTake a pictureだったら普通に売れてたし、Da-iCEも今年のスターマインのほうが流行ってるのになんか変ね、ってなる感じを味わえるのを期待しています。
ただ、今年の大賞は活動休止前の氷川きよしにとってほしいという思いはありますね。これは予想というより願望ですが。レコード大賞はポップスの賞ではなく演歌歌謡曲も含めた邦楽の賞で、氷川きよしは2000年の最優秀新人賞、2001年から今年まで毎年優秀作品賞ノミネートで演歌の枠を守りきった人なのでね。今年はレコ大から紅白の紅でも白でもない枠まで、年末を氷川きよしで染めてほしいですね。まあ、自分はたぶんレコ大も紅白も事前に盛り上がり倒してそこで飽きて、結局例年通りちゃんとは見ないと思うんですが。
っていうのは全て素人の憶測にすぎないので、実在する企業、グループ、個人とは一切関係ありません。フィクションです。