握手会いつ再開されると思いますか?

Twitterに書くほどのことでもないシリーズ。

 

 

 

なんとなくこういうアンケートを取ってみたんですが、最近48G系まとめサイトで握手会再開時期についてのをよく見かけるようになって、その中でも早期再開を予想する楽観派と握手会廃止を予想する悲観派みたいなのがいる気がして、なんとなくヲタク意識調査をしてみたわけです。

 

新型コロナウイルスにまつわる状況は刻一刻と変化していて、このアンケートを取った4月14日からこのブログを書いている4月19日までの間にも、ウイルスに関する研究結果が更新されたり、政府や自治体からの要請も変化してたり、あとNMBの次のシングルのリリースが延期されたりしたわけですが、今も変わらないのは「はっきりしたことは誰にもわからない」ってところだったりします。だからこそのアンケートであって、予想だけじゃなく願望や覚悟も含めた意識調査をしてみたわけです。

 

アンケートを取るにあたって選択肢の設定は結構考えたんですが、その切り口から傾向を探っていきたいと思います。

 

・2020年10月までに再開される 23.0%

半年以内には再開されるだろうっていうのが、現時点で一番楽観的な予想かなと思いました。コロナウイルスは夏の紫外線で全滅論とかそういうのもありますけど、早期再開を予想する人はむしろ、それぐらいに再開できないと運営が持たないっていう論調が多い気がします。

 

・2021年10月までに再開される 41.4%

これが一番多数派になりました。東京オリンピック以降は大丈夫だろ論、ワクチンの開発とか特効薬の普及まで1年ぐらいって言ってる論、あたりが主要な論拠でしょうか。ただ今週になってきて、東京オリンピック来年もむりじゃねみたいな論調も出てきた気がするので、今日アンケートとったらもうちょっと結果が変わる気がします。

 

・再開は2021年11月以降となる 20.1%

これはワクチンや特効薬の開発普及、もしくは集団免疫の獲得みたいな、疫学的安全性が確保されるのををしっかり待ってから再開されるという予想なんだと思います。

 

・今後握手会が再開されることはない 15.5%
一番の悲観論なんですが、握手会が再開できないままグループが消滅するってのと、握手会に代わる新たなイベントが始まるので握手会としては再開されないってのの2通りが考えられるわけで、どちらかによってガラッと変わってくるところではあります。

 

 

同じアイドルの活動でも、コンサートや劇場公演の再開に関しては、世間一般のコンサートや小規模演劇などの動向に従う形になるとは思うんですが、AKB48グループや坂道シリーズの大規模握手会に関してはこの世界中でほぼ秋元康系列アイドルしかやってないような独自の文化というか産業なわけで。全エンタメが苦境に立たされている中でも一旦切り離して考えるべきかとは思ってます。

 

といったところで、握手会の再開に向けて考慮されないといけない話なんですが、「運営の経営」と「安全対策」の2点があるわけです。

 

ここからはAKB48グループ中心の話になってしまうのですが、メディア仕事もCMみたいなのも限られた現状で、握手会が収益の核なんじゃないかというのはたぶんそうなわけで、だからこそ国内で300人を超えるメンバーを抱えるまでになったんだと思います。アイデンティティである専用劇場公演ってのも、もとからそんなに収益が出ていたわけでもなさそうで、今は劇場の賃料だけが嵩んでる現状でかなり辛い気はします。

 

安全を考えると、新型コロナウイルスは若者は比較的大丈夫とはいえ感染したら最悪死ぬウイルスなわけで、ワクチンや治療法が確立されていない時点で感染リスクが非常に高い接触を伴う握手会を再開することはできないわけで、だったら防護服でも着てりゃってのも、ファンが嬉しくないってのもあるし、医療の現場で物資が不足している中そんなふざけたことに使ってられないわけです。

 

ともあれ、グループの存続が危うくなって握手会産業にぶら下がってる人たちが食えなくなったら、ある程度のリスクは仕方ないし多分大丈夫って言って強行再開する手もあるんですが、それやっちゃったら国民的アイドルの名前は返上しないといけない気はするので、だったらグループ解散してほしいなってのが個人的な思いです。

 

先が見通せない中でも予定されていた握手会の中止も数週間単位で判断しているみたいだし、走り出したものは急に止まれないっぽくて予定通り発売されるHKTの劇場盤とかもあるわけです。ただ、この状態が長く続くようならなにか別の商売を考えないといけない気がします。

 

あと、すでに延期になっている劇場盤イベントなんですが、ヲタクは当然のごとく握手会が中止になったらCDの返品返金ができると思いこんでるフシがあるけどそこが実際どうなるのかも気になるところ。そもそもキャラアニの規約とか見る限りそんなことは書いてないし、劇場盤の1000円はCDの価格であって握手会は価値のないおまけということになってないと色々差し支えがあるはずでね(ということをツイートしたら「返金ないなんてありえない」ぐらいのこと言ってる人がいたんですが、そういう人たちはもう置いていきますね)。

 

コンサートのチケットを返金しなければアーティストへの寄付になるみたいな制度もできるらしい中で、苦境の運営がどう出るのか。延期にした握手会の再開もしくは完全中止が発表されないと動きもないとは思うんですが、今後返金は実施されるのか、返金があったとしても運営の苦境を訴えて辞退のお願いみたいなのが出てもおかしくない気がするんですが、ヲタクがどこまで応じるのか。握手会商法が築いてきた信頼が問われる時期になるような気もします。

 

あとは、人々の衛生意識が変わって握手って習慣そのものが見直されるとか、そういうことまで言い出したらきりがないんですが、一旦は置いておきます。

 

とにかく、ソーシャルディスタンスが求められる中で、AKB48が始めた「会いに行けるアイドル」というコンセプトそのものが封じられた現状。今は、メンバーが集まることすら憚られる状況で、自宅からの配信企画でかろうじて存在感を維持しているわけですが、今後コンセプトから根本的に見直していけないとグループの終わりを迎えてしまうんじゃないかとは思っています。

 

新型コロナウイルスの流行は世間のありとあらゆるものに変革を迫るものではあって、それによってもたらされる変化は、良いことばっかりではないけど悪いことばかりでもないとは思うんですが、その中でAKB48グループがどうなるのか。あんまり深刻に考えても仕方ないんですが、48Gウォッチャーとしては推移を見守っていきたいとは思ってます。