2018年夏休み遠征記

 例年、夏の9連休はAKB48グループの現場と現場の間を面白おかしく移動する遊びをしてまして、昨年は劇場の当選メールに翻弄されて博多に2回行くというサイコロの旅的な展開があったわけですが、今年もわりと右往左往していました。という淡々とした記録。読むときっと後悔します。

 

8/10(金) 0日目

 明日から連休という開放的な気分にかまけて、小麦を食べると心身に支障をきたす体質を自覚しつつも、松屋でごろごろチキンのトマトカレーを美味しく頂いてしまう。

 案の定、帰宅後若干体調がわるくなり、翌朝までうなされることに。

 

8/11(土) 1日目

 お盆休み初日、AKBの握手会あるけど無理して握手会行かなくてもいいかな、でも暇すぎたら握手会行くしかなくなるだろうし、握手券数枚だけ取っておこうかな。という日。13日~19日までの6泊7日は決定してるので、ここは家でゆっくりしてもいいのでは、と昨夜の小麦のダメージを受けながら朝方ぐずぐずしていました。

 が、お昼ごろまでグズグズした結果、これは家にいても結果何もしないぞ、というところに思い至ってやっぱり握手会に行くことに。8泊9日の荷造りの大まかな方針は、あと1回着たら捨てる的な下着を持っていって旅の途中で捨てて買い足すなんですが、そのあたりもぼんやりと。

 適当に荷造りをして金山駅から青春18きっぷで東へと。東海道本線での名古屋東京間の移動は心を無にするのが基本。7時間後、海浜幕張に到着。といったところで握手会の詳細は割愛。

 なんとなく幕張まで来てみたはいいものの、東京ではコミケが開催中、東京近郊の宿が壊滅してる問題に直面してしまうという。こんなときはビデオ試写室しかない、とうことで、宝島24千葉中央店へと。入店して空きを確認すると10分待ちを告げられるも、そのあとぞろぞろと事を済ませた客が出てきて無事宿にありつきました。

 関東で大きなイベントがあってホテルもネカフェも埋まっても空いてるのがビデオ試写室。敬遠されてる理由もわからないでもないのがビデオ試写室。でもそこらへんの雑なネカフェよりしっかり清掃されてて防音もきいてて寝るときは真っ暗にできて、意外と快適だと思ってます。チェーンでいうと花太郎系列と宝島系列がありますが、受付にひと声かけなくても勝手にシャワーが使える宝島が好きです。女がいないのでシャワーが無駄に混むこともないんです。

 

8/12(日) 2日目

 この日も握手会。JRの北海道&東日本パス普通列車限定)を購入しこのあとの旅程で使用することに。10850円でJR北海道JR東日本普通列車を連続する7日間乗り放題の今回の旅程にもってこいのきっぷです。

 ということで、千葉から海浜幕張まで蘇我を経由してJRで移動。昨日と同じく幕張メッセで握手会に参加するものの、12時頃から4時間ほど空き時間に。せっかくの乗り放題なんだから電車に乗らないともったいない、ということで、千葉県あたりの未乗区間乗りつぶしに。

 海浜幕張駅から京葉線蘇我駅へ、蘇我駅成東駅行きに乗り換え、東金線完乗。そこから総武本線で幕張方面に戻るんですが、ふと思い立って都賀駅で下車。千葉モノレールの1日乗車券を購入し、千城台駅へ。そこから引き返して千葉みなと駅まで乗車し、過去乗車分とあわせて千葉モノレール全線完乗。千葉モノレールは世界最長の懸垂式モノレールとのことで、窓の大きな車両だと空を飛んでるようなアトラクション感覚があって楽しいですね。

 千葉みなと駅から海浜幕張駅に戻り、幕張メッセにて握手やら募金やら。終わったあとは御徒町駅まで出て、ドン・キホーテで旅の装備を買い足し。その後はヲタクとサイゼリアでワインを飲み散らかしてけど、その間の記憶は殆どありません。

 その後は、事前に予約しておいたTHE NELL UENO OKACHIMACHIというカプセルホテルに無事チェックインしていたようです(起きて気付く)。古いカプセルホテルをリフォームした感じでしたが、上野で3500円なら上出来だったような気がします。

 

8/13(月) 3日目

 この日は18時から市川市民文化会館でコンサートを見る予定でした。それまでは暇ということで、やることといえば乗りつぶし。早起きできればいろいろ乗れたんですが、重度の二日酔いということで、カプセルホテルのチェックアウトギリギリまで休んで出発。

 上野駅から東京駅に移動して、総武本線で千葉駅へ。用もないのに3日連続千葉駅。ここで乗り換えが30分ほどあったのでエキナカを探検してみたんですが、最近改装したばかりらしく、なんかすごいことになってました。改札内には普通の駅ナカにあるコンビニや蕎麦屋や本屋だけでなく、県産品が試食もできるショップや、行列のできる人気ラーメン屋や、服もメガネも病院なんかまで揃っててもう何が何やら。座るところもたくさんあって、いたるところでお年寄りがうたた寝をしていたので、これは衣食住揃ってしまってるんじゃないでしょうか。房総半島の端っこの人とか、大回り乗車で千葉駅経由するだけで都会に来る用事が片付いてしまう勢い。

 という驚きがありつつ、千葉駅から引き続き総武本線銚子駅へ。ほんとだったら銚子電鉄に乗ったり、ぬれ煎餅買ったりしたかったんですが、そんな事をやっていると本来の予定である夜のコンサートに間に合わなくなるので、そのまま成田線に乗り換えて千葉駅経由で本八幡駅に移動して夜のコンサートへと。

 で、コンサート終わりは余韻に浸りつつ、のどごし生片手に本八幡駅周辺をぶらぶら。クールダウンしたところで本日のお宿、JR本八幡駅前のカプセルホテルレインボーへチェックイン。テレビなしカプセル2500円。テレビはないけど電源はあったし、風呂もしっかりしてたので文句なしです。

 

8/14(火) 4日目

 この日は六本木ヒルズにてサマーステーション音楽ライブ3本観覧予定。六本木にはJRでは行けないのです。ということで都営地下鉄夏のワンデーパスを購入。都営新宿線本八幡駅から六本木駅に向かうと見せかけて、都営地下鉄未乗区間浅草線の南半分を乗りつぶしてから六本木へ。

 例によってライブの内容は割愛しますが、見る予定だった3本のライブが終わったのが17時半。翌日は夕方から仙台でコンサートを見る予定なので、そこに向けてどう移動してどう乗り潰すのかというところ考えた結果、今日中に水戸へ移動することにしました。乗り潰し目的でいったん東北本線小山駅まで移動して、そこから水戸線を乗り潰して22時前に水戸へ。

 なにげに茨城県も大人になってからは未踏の地だったんですが、到着が遅かったので駅前の水戸黄門像への感動もそこそこにこの日のお宿に。水戸の安宿の定番であろう水戸シルバーイン。この旅唯一の普通のホテルなんですが、古かろう安かろうのビジネスホテルはなんか落ちつかなかったりはします。

 

8/15(水) 5日目

 この日は朝5時半にチェックアウトして、意気揚々と乗り潰しの旅へ。まずは水郡線郡山駅に向かうわけですが、せっかくなので支線にも乗って常陸太田駅まで乗り潰し。そこから本線に戻るために上菅谷駅に戻って、乗り換え30分ほど。駅からしばらく行ったところのセブンイレブン茨城県しらすごはんを食べて名物を食べた気になったりで。郡山駅から福島駅までは東北本線で移動して、ここからは阿武隈急行線へ乗り換え。槻木駅まで乗り潰して、引き続き北へ。14時前に仙台駅着。ついでにあおば通駅まで乗り潰し。

 この日のお宿、サウナ&カプセル キュア国分町に荷物をおいて、仙台の街を散策。とりあえず牛たん食べたかったんだけどちょうど15時過ぎということで、まともな牛たん屋は昼休憩中。国分町周辺でとりあえず目についたところに入って何の変哲もない牛たん定食を食べ、一通り満足。

 そこからさらに街を散策しようと思ったんですが、にわか雨の気配。地下に逃げ込んで地下鉄の一日乗車券を買い、何も考えずに仙台市営地下鉄を完乗しました。日本一高い場所にある地下鉄駅、八木山動物公園駅は知らずにスルーしてましたが、一部SKEヲタクのなかで話題だった、地下鉄東西線「荒井ゆき」は写真を撮りました。あと、仙台市営地下鉄東西線は2015年開業なはずなのですが、真新しいトイレに真新しい和式便器が設置されていて、思わず二度見。

 ということで、本日の本来の予定、仙台サンプラザNMBのコンサートについては割愛して、ライブ終了後は現地で会った知り合いと仙台駅方面に向かい、地元のものが食べれるっぽい居酒屋でホヤの塩辛などをいただく。新鮮なホヤだったらしく意外と食べやすかったのが残念だったような。

 帰る道すがら、そういえば家から持ってきた下着類が尽きることを思い出し目についたドンキホーテで適当に買う。で、締めの牛丼を吉野家で食って宿へ戻る。

 

8/16(木) 6日目

 当初の目的では、この日は仙台から山形・秋田を経由したっぷり乗り潰して八戸からフェリーで北海道に向かう予定だったのですが、岩手から山形にかけて大雨が降っててあちこち電車が止まっているような状況でどうしたものかと。

 とはいえ、八戸発のフェリーには乗りたいので移動はするんですが、寄り道しないとなると時間は余るので、ひとまず東北本線利府支線を乗り潰し。そこからは、いざとなったら新幹線に乗ればいいやとたかをくくり東北本線を北上。特に遅延なく盛岡まで着いた頃には、東北地方の雨も弱まって晴れ間も。そこからいわて銀河鉄道線から青い森鉄道線を乗り継いで八戸へ。北海道&東日本パス青春18きっぷと違って3セクにも乗れるのがありがたい。

 17時過ぎには八戸についていたのですが、フェリーターミナルに向かうシャトルバスに乗車するのは21時半ということでまだまだたっぷり時間が。八戸については何も調べてなかったのですが、本八戸駅が八戸の市街地らしく、鮫駅っていうかっこいい名前の駅があることは把握したので、とりあえず鮫駅に行ってみたりしてから、本八戸駅へと。

 本八戸駅から八戸市街地に向かって歩く道筋には街のトリビアがたくさんはられてたり、この前ツイッターでバズってたキワモノドリンクだけの自販機があったりで、面白いことしようとしてるのは伝わってきました。そこからちょっとそれっぽいもの飲み食いできる店を探して八戸市街地を歩き回ってみたんですが、屋台村みたいなところも、ちょうど良さげな非チェーン居酒屋もどこも混んでて一人では入りづらい感じ。

 それでも八戸市街をブラブラしていると、市街地のど真ん中にひと際目を引くガーデンテラスという施設が。八戸三社大祭のどでかい山車が展示されたおしゃれ施設。その傍らに八戸ブックセンターっていう公設のおしゃれ本屋があって、ギャラリースペースを覗いてみると当地出身の写真家によるヒップホップミュージシャンの写真展が行われてたので、時間持て余しついでに鑑賞。

 で、結局八戸では飲めずに、八戸のコンビニで地元の日本酒のワンカップと八戸名産のおつまみ「なかよし」を購入して八戸港フェリー乗り場行きのシャトルバスに乗車。

 乗船手続きを終えて苫小牧行きのフェリーに乗船すると、さすがお盆シーズンだけあって2等船室も混雑してました。2等船室は指定席なので寝るスペースとロッカーは確保されているのですがいわゆる大部屋。それぞれの大部屋と廊下の間に扉はなく開放的な印象で、色使いもパステル調で図書館の幼児スペースみたいな雰囲気でした。

 自分の指定場所に移動すると、すでに大部屋の半分をどこかの高校の野球部が占拠している状態。壁に1つしかないコンセントもその野球部の誰かが占拠していたのですが、ここで充電できないのは困るので、「このコンセント、タップで分けるので使わせてもらっていいですか?」と聞いたら「うっす、大丈夫っす」と気持ちいい返事。1つしかないコンセントを4つに分けて自分が使うのは2つなので「残った2つは使っていいよ」っていうと「うっす、ありがとうございます」とまた気持ちい返事。

 無事電源を確保したところで持ち込んだ酒とつまみを飲みながら、船内をうろちょろ。今朝まで東北に大雨を降らせていた低気圧の影響か、外海に出ると真っすぐ歩けないほど揺れる船内を揺れを相殺する千鳥足でさまよい、自販機で売ってる冷凍ホルモンとかを食い散らかして、夜中に就寝。翌朝4時過ぎにはむくりと起床し、朝風呂へと。朝風呂は4時半からなので鍵開けを狙ったのですが、自分が行った頃にはもう洗い場が埋まっている状態で、洗い場難民がかけ湯もせずに浴槽にザバザバ入ってる状態。自分は浴槽には入らす、洗い場2順でさっとシャワー浴びて退散し、着岸までもう少し仮眠を。

 

8/17(金) 7日目

 海は荒れてましたが、フェリーは定刻の6時に苫小牧に到着。気温は13度。家を出るときになんにも考えてなかったので、着替えは真夏仕様のTシャツしか持ってなかったのですが、仙台のドンキホーテでほろ酔いで適当に買ったTシャツが偶然ロンTだったという奇跡が起きて命拾いをしてました。

 シャトルバスに乗って苫小牧駅に到着したのが7時。このまま札幌に出ても早いよなあ、と思いながら札幌を通過して9時過ぎ小樽駅着。その足で駅前の三角市場に行って海鮮丼を朝ごはん。上出来。

  そのまま札幌に移動するも何をするか考えてなかったので、とりあえず地下鉄の一日乗車券を買って地下鉄に乗ってから考える。地下鉄乗り潰しをしつつ、ずっと暗い車窓を見ていると、なんかなんか違う気がしてとりあえず大通公園に出てみたりする。札幌っぽい景色を見たら時計台とかも見たくなって行ってみたら改装中で外観すら見れず。心が折れてまた地下鉄乗り潰しに。

 そうだスープカレーを食べようと思って、ググって適当に見つけたスープカレー屋に行ってそれっぽいスープカレーを食べてると、札幌市電にも乗りたくなって、札幌市電を一周。で特に何もすることがなくって、地下鉄を全部乗り潰して宮の沢駅にたどりつく。宮の沢駅がやたらと白い恋人パークという施設を勧めてくるので、矢印に従って歩いていくと、思ったより歩かされて、メルヘンチックな施設にたどり着いたのですが、子ども連れが来るところだと気付いて、そのまま引き返して、この日の本来の予定であるところのNMBのコンサートへ(感想は割愛)。

 コンサート終了後、ここまできたらジンギスカンも食べたいな、となって夜のすすきのへと。すすきのっぽい景色に感動しつつも、やたら人が多いと思ったら、夏休みとかお盆休みとかさておき金曜の夜だったということに気付く。

  すすきのの夜の街を歩いて気付いたのは、やたらと自転車が多いこと。大学生の集団みたいなのが自転車ですすきののど真ん中に突っ込んでいくのとか、すすきのでは当たり前なのかもしれないけど、かなりやばい光景。とかいいつつ、一人では入れそうなジンギスカン屋を見つけて入る。ラムのスペアリブが美味しかったです。

  といったところで、この日のお宿 ニコーカプセルホテル リフレに帰る。このカプセルホテルはサウナ好きでは有名らしく、サウナ猛者たちがロウリュウに集う感じに圧倒されて、自分みたいなサウナにわかはサウナには立ち入れなかったんですが、北海道初導入らしい水素風呂は堪能しました。っていうか、札幌はいま水素ブーム真っ只中っぽかったです。

 

8/18(土) 8日目

 ホテルのレビューとか見てると、別料金の朝食を勧める声が多かったのでなんとなく利用してみたんですが、イカの刺身があったぐらいでちょっと豪華なバイキングって感じでした。せっかくなので牛乳はたくさん飲みました。

 で、気持ちよく晴れた朝の札幌の街を歩いて札幌駅へ。北海道&東日本パスには北海道内の特急が6000円で乗り放題になるオプション券があるので、それを使って優雅に特急の旅を、と思ってたんですが、券売機で買えなくてなぜかと思ったら利用期間外でした。ワクワクしていた計画はすっかり崩れてしまったんですが、仕方がないので、鈍行で小樽に移動してみました。

 小樽には8時半ごろ着。前日も来て海鮮丼食って帰ったのですが、今回は乗換の都合で2時間ほど時間があったので、思う存分小樽を散策することに。とはいえ、まだ朝早いので入れそうな店もなく、とりあえず小樽運河を見て、石原裕次郎の痕跡をたどって、セイコーマートで北海道っぽいもの買って飲み食いして、駅でもらった観光マップのピンク色の箇所(スナック街)に迷い込んで妙にムラムラしたりして時間を潰す。

 小樽駅から倶知安駅で乗換えて14時頃に長万部駅着。長万部駅ではまた乗換え2時間になるのですが、小樽に比べたら観光資源も少ないので、とりあえず駅前のかにめし屋でかにめし弁当を買う。そこの弁当屋はイートインスペースもあるのですが、そこが古い特急列車の車内風で、せっかく列車から降りれる時間なのに、ってならなくもない感じで。で、そこの弁当屋の隣には定食屋があって、そこに行くとさっき食べた弁当ができたての定食として食べれるんですが、あまりにも暇すぎたので食べ比べをしてしまいました。

  そこから、長万部温泉側に抜ける高い跨線橋から景色を堪能。長万部函館本線室蘭本線の分岐駅で、広大な土地に二手に分かれていく線路が美しくて、天気の良さも相まって最高の景色でした。

  長万部温泉はいかにも寂れた温泉街って感じで、数件ある旅館は日帰り入浴も出来たらしいんですが、もうそんなに時間もないので、ググって見つけたセイコーマートを目指して歩いていく。北海道のコンビニ、都心の大通り沿いは日本中どこでもある大手コンビニが並んでるんですが、一本裏道に入ったところや、それこそ長万部の住宅街のど真ん中にひっそりあるのがセイコーマート。PB商品とかは充実してるんですが、佇まいは町の酒屋のようで味わいがある。

 といったところで、長万部駅から函館行きの鈍行に乗車。3時間以上乗車するのに1両編成というなかなかハードなローカル線。噴火湾沿いをぐるりと回っていく景色はいいんだけど、まあ3時間は長い。途中、駅からは山と海しか見えないような駅から一人で乗ってきた濃いめのメイクにピンクのSTUSSYのTシャツにデニムのホットパンツのギャルの生い立ちなどに思いを馳せて気を紛らわせたりしつつ19時頃新函館北斗駅着。

 新函館北斗駅からは新幹線特急券を買って新青森までは新幹線で移動。青春18きっぷだと北海道新幹線オプション券を買っても奥津軽いまべつ駅から木古内駅までしか新幹線使えないんですが、北海道&東日本パスなら特急券を買えば新函館北斗駅から新青森駅まで新幹線に乗れるというのは、なにげに革命的に便利なんです。で、人生初の青函トンネルだったわけですが、夜だったので何が外で何がトンネルで何が海底だったのかはわからないまま20時半頃新青森着。

 新青森駅から弘前駅に向かい21時半着。弘前バスターミナル23時発の上野行きの夜行バスパンダ号(増発便)に乗り上野へ向かう予定。とはいえまだ時間もあったので、弘前の街をぶらぶら。北海道移動中に暇すぎてググってたら見つけた弘前の裏風俗地帯を冷やかしに行こうとか思ってたんですが、その道すがらそば処吉野家を見つけてテンションが上って入っててもりそばとミニ牛丼のセットを食べる。

 バスターミナルへ帰る。程なくしてやってきて乗車したパンダ号には青森から乗ってきた先客も多く、バスの行き先が東京駅でもバスタ新宿でもなく上野なことに何の疑問も抱いてないような青森の若者のそわそわ感で充満してました。夜行バスなので隣り合う座席は同性になるように配慮されていたのですが、隣の男が彼女と思われる女と縦連番していて、リクライニングを巧みに使ってイチャイチャしてたのはシステムの敗北じゃないのかと。

 トイレ無し電源なしのちょっと広めな観光バスって感じのバスなので、上野までの9時間の道中で3回のトイレ休憩が。1回目の休憩は岩手県紫波SA。売店のたぐいは閉まっていて、自販機とトイレしかない感じ。2回目の休憩は福島県の国見SA。午前3時半だというのに、売店だけでなく露天にも大量の桃が並べられ売られていました。福島の桃は今が旬でなおかつお盆のUターンラッシュということで、ここぞとばかりに売りに来てるんだろうなと。3回目の休憩は栃木県の佐野SA。佐野ブランド姫の痕跡を探すも見つからずに、なんとなく栃木の定番レモン牛乳を飲んでみる。

 といったところで、お盆の渋滞に巻き込まれるわけでもなく、予定より30分ほど早い7時半頃上野着。

 

8/19(日) 9日目(最終日)

 この日の目的地も六本木ヒルズなのですが、朝イチのラストアイドルのライブは流石に見れなさそうなので、東京メトロの一日乗車券を買って、最後の未乗区間南北線赤羽岩淵駅に向かう。六本木に移動するのは午後なので、ビデオ試写室宝島赤羽店にてシャワーと仮眠と諸々の充電を。冷房の効きすぎた個室で寝てしまいここに来て風邪をひく。ビデオ試写室を出てもなお時間があるので、赤羽岩淵駅から埼玉高速鉄道に乗って浦和美園駅へ。キャプテン翼のステンドグラスがすごかった。

 といったところで、六本木に移動して、NGTのサマーステーション音楽ライブを鑑賞。もう疲れ果ててるのですが、お金もそんなにないので青春18きっぷで名古屋へ移動。熱海から豊橋まで3時間乗換なしという楽なようで辛い鈍行などを心を無にして乗り通し、23時半帰宅。長い旅が終わりました。特にオチもまとめもございません。